マンダラートとは、マンダラ模様に由来するもので、マンダラとアートを組み合わせた造語です。
マンダラートは、マス目を作り、そのマス目に書き込むことで、アイデアの整理や拡大などを図っていきます。
すでにある事柄のキーワードからイメージし、頭の中にあるものを自然に書き出せるように考えられたアイデア技法です。
手軽に始められる上に、実際にやってみるとかなりの効果が見込めます。早速どのような手順で進めていくかを見ていきましょう。
マンダラートを行う手順
マンダラート1 マス目を作る
紙に縦3マス×横3マス、合計9マスのマス目を書きます。
マンダラート2 メインとなる課題を書く
中心のマス目に、今問題になっていることやこれから取り掛かりたい課題を書き込む
マンダラート3 メインの課題の周りを埋める
課題を書いた周りのマス目に、関連した語句を思いつくままに埋めていく
マンダラート4 新たにメス目を作り、別のマンダラの中央に課題以外の語句を埋める
9マスに語句を埋めたら、新たに9マスのマンダラを8個作り、課題以外の語句をそれぞれのマンダラの中央に転記する
マンダラート5 別のマンダラに語句を埋める
新しいマンダラに、同じように中央の語句に関連した語句を埋めていき完成させる
マンダラートを行う時の注意点
①マンダラによってイメージしずらく語句が出てこない場合は、別のマンダラに移って語句を埋めていく。どうしても語句が出てこない場合は、中心部分の語句を再検討して入れ替える
②別のマンダラで、前と同じ語句が出てきてもそのまま記入する
③全部で81マスは必ず埋め、必要であれば新たなマンダラをプラスしてもよい
マンダラアートの効果とは
マンダラアート1 課題に対して色々なアイデアが得られる
自分の頭で何かを考えると、思考やアイデアに偏りが生じます。中央にキーワードを置くことによって、自分が思いつかなかったような斬新なアイデアを得られることになります。
色々な角度からイメージすることによって、常識に縛られない斬新なアイデアに出会うことが出来ます。
マンダラアート2 脳が活性し、集中力が高まる
マンダラートを作成していくと、最初のうちは関連語句がなかなかスラスラとは出てきませんが、2 つ目、3 つ目のマンダラートを作成していくにつれて連想のスピードが上がっていきます。
脳がますます活性化されることを感じることができます。またメインテーマに対する集中力が高まっていることも実感できます。
マンダラアート3 考えや方向性を可視化できる
全部のマス目を埋めていくと、同じ意味合いの語句がいくつか出てきます。また、別のマンダラで違う角度からアイデアを出していても、同じ語句が出てきます。
これらは重要ワードである可能性があります。マンダラに書いたキーワードから自分の考えや方向性を可視化することができます。
マンダラート まとめ
思うようにアイデアがでてこない時には、考えが偏ってアイデアが行き詰まる状態になってしまっています。そんな時にマンダラートでアイデアを出していくと、案外スラスラとアイデアが出てきます。
自分自身が考えていたことが、色々と出てくるので不思議に思ったりします。実際にアイデアが出ずに困っているときには、マンダラートで頭の活性をして不思議な威力を感じてみて下さい。
コメント