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ビジネスマナー言葉遣い(営業マンが失敗しないルールの確認)

ビジネスマナー言葉遣い営業初心者
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新人営業マンにとって言葉遣いは、わずらわしい、めんどくさいと思ってしまうものです。

もしあなたが、初めて入ったレストランで「さあ、食べて下さい」と言われたらどうでしょう。

あまりしっくりこないのではないでしょうか。

それよりも「どうぞ召し上がってください」と言われた方が気分良く感じますよね。

言葉遣いとは、相手の気分を良くするそんな力があります。ここでは、わずらわしい言葉遣いを整理して、わかりやすく、いつでも使えるようにご紹介します。

ビジネスマナーである言葉遣いによって、会社のレベルや、個人の力量の評価にも影響してくるので、相手が違和感なく気分よく聞ける言葉遣いが出来るように、普段から心がけてみて下さい。

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ビジネスマナー言葉遣い よくある間違い

敬語を使って丁寧に話をしているつもりでも、教育を受けた人からみれば、おかしな敬語を使っているなと思われることがよくあります。

特に新人営業マンは、敬語に慣れるまでは、違和感があるかもしれませんが、積極的に使って慣れて行きましょう。それでは、さっそく次の敬語のどこがおかしいのか確認してみましょう。

  1. 部長もこの店をよく御利用されるんですか
  2. 値段に関しては担当者に伺ってください
  3. パンフレットはそちらのテーブルで拝見して下さい
  4. チケットは窓口でいただかれてください
  5. 点検に伺いますが,御在宅する必要はありません

おかしいところが分かりましたか。案外自分も使っていると思われた方もおられるのではないでしょうか。簡単に敬語と言えど、使ってみると案外難しいものですね。

答えは

1 部長もこの店をよく利用されるんですか (または御利用なさる)
2 値段に関しては担当者にお尋ねください
3 パンフレットはそちらのテーブルでご覧ください
4 チケットは窓口でお受け取りください
5 点検に伺いますが,御在宅なさる必要はありません(または御在宅の必要)

ビジネスマナー言葉遣い よくある敬語の失敗例

敬語のマナーとも言うべき使い方です。新人営業マンでは、ついつい使ってしまう表現ですが、相手に不快感を与えてしまいます。最低限これだけは意識するよう心がけましょう。

1.自分のことは「ボク」「オレ」ではなく「わたし」「わたくし」と呼ぶ
2.同僚を呼ぶときは、岸田ちゃんではなく、岸田さん
3.上司を呼ぶときは菅部長と役職をつける
4 社外の人に対して、社内の人には敬称をつけない
5.「安倍部長は外出しております」ではなく「部長の安倍は外出しております」と言う
6.「お名前を書いて下さい」ではなく「お名前をご記入いただけますか?」と言う
7.「少し待ってください」ではなく「少々お待ちいただけますか?」と言う

ビジネスマナー言葉遣い 敬語で意識すべき5つのルール

ビジネスの場面では、プライベートとは異なった、敬語に対するルールが存在します。一番の特徴としては、誰に対して敬意を表しているかが問われることになります。

対外的には会社の上司と言えども、身内の人と考える習慣があり、その場の状況によって使い分ける必要も出てきます。5つのルールを知っておけば、大きな失敗につながることはありません。

1.お客様や社外の人にはすべて敬語を使います。 
 「いらっしゃいませ、どうぞご案内いたします」

2. 社外の人との会話では、会社の上司であっても敬語を使いません
 「部長の田中がお伺いします・課長の鈴木が説明します」

3. 会社内では、上司には敬語を使う。(同僚には丁寧語)
 「部長、こちらの資料をご覧ください」

4. 自分の肉親や身内に関しては敬語を使わない。
 「母も喜んでいます」

5. お客様や他社の話をする時は必ず敬語を使う。
 「こちらの担当者からご紹介いただいた、A社の伊藤様からご連絡がありました。」

ビジネスマナー言葉遣い 敬語の種類は3種類「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」

あらためて、敬語の種類を確認しておきます。敬語は相手に対する敬意を示すために使う言葉です。

その敬意の表現のし方によって、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類に分けられます。

尊敬語

お客様や上司など目上の存在の相手や相手の動作などに、尊敬の気持ちを込める言い方です。尊敬語には、主に3つの使い方があります。

1.「お・ご・御・貴」などを名詞につける
  お考え・お仕事・ご家族・ご訪問・御社・貴社

2.敬語の意味を表わす言葉を使う
  おっしゃる・召し上がる・なさる

3.「なる・なられる」などをつけ加える
  お読みになる・お越しになる・お帰りになられる

謙譲語

目上の存在に対し、自分をへりくだる言葉を使い、自分の動作、状態に使います。

1.「弊・拝・ども」などの接頭語・接尾語をつける
  弊社・拝見・私ども・手前ども

2.謙譲の意味を表わす言語を使う
  お目にかかる・いただく・拝見する

3.「ご…いただく」 「お…する」 などをつけ加える
  ご招待いただく・お喜び申し上げる・お持ちする

丁寧語

丁寧な言葉を使うことで相手への敬意を表す

1.「です」「ます」「ございます」を語尾につける
  こちらが事務所です・地下に食堂がございます

2.「お」「ご」をつける
  お手洗いはあちらになります・ご検討下さい

よく使う敬語

丁寧語 尊敬語 謙譲語
言います おっしゃる 申し上げる
聞きます お聞きになる 拝聴する
見ます ご覧になる 拝見する
食べます 召し上がる いただく
行きます お越しになる 参る、伺う

ビジネスマナー言葉遣い ビジネスの場での口グセは要注意

普段なにげなく使ってしまう口グセには、注意が必要です。ビジネスかプライベートかの判断が出来ない人と見られてしまい、相手を不愉快にさせます。

日頃から意識しないと思わず出てしまいますので、注意して下さい。不愉快にさせる口グセには、こんなものがあります。

「えーとですね」
「やっぱ」
「わたし的には」
「マジっすか?」
「~みたいな」
「~というか」
「~じゃないですか?」

ビジネスマナー言葉遣い(営業マンが失敗しないルールの確認)まとめ

ビジネスマナーである言葉遣いは、その人の人格を表わすと言われています。

最初は大変ですが、慣れてくれば強く意識することなく、自然に口から出てくるようになるものです。

そうなれば、回りにいる人からも高く評価されるようになります。

営業マンの場合は、気心の知れた人とは、尊敬語で話すと、よそよそしく思われ、逆に話づらいと感じられるので、尊敬語から丁寧語を使うようにすることも大切です。

相手がどれだけ偉い人であっても、敬語さえ上手に使えれば、相手に不快感を与えることなく対等に会話ができるようになり、会話が楽しくなっていきます。

ビジネスマナーである言葉遣いを意識しながら、敬語を上手に使って、相手との円滑なコミュニケーションをはかってください。

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