新人営業マンは期待よりも不安がいっぱいです。
上司の問題、取引先、同僚など人間関係に疲れている人を見ると、なおさら不安になってしまいます。
同僚や友人知人にグチをこぼす日々が続いてしまうと、アッと言う間に時間だけが過ぎてしまいます。
どうもいまくいかないと感じる時には、自分の能力ではなく、やり方や考え方に問題があることが多いので、一度自分の行動を見直してみましょう。
ここでは、3年後に差がつく行動や考え方をここでは紹介していきます。
当面の目標は優秀な成績をあげれる営業マンになることです。
最終目標は、たとえ会社をやめることになっても、困らない自分を作り上げることです。
まずはやり方や考え方を学んで、早く立派な営業マンを目指して下さい。
行動管理1 個性を磨く行動をしていく
企業や会社が望むキーワードは、差別化、独自性です。
他社がやっていることをマネしているだけでは、長く繁栄していくことは不可能だからです。
この事を理解すると、個人個人の行動も、他人のものまねだけではダメだと気づくはずです。
スキルは勉強すれば手に入りますが、センスはその人の個性です。
センスの有無は、差別化、独自性に直結していきます。
センスや個性を磨くには、勉強や学習したことが判断基準になり、視点を変えることによって磨かれていくものです。
その第一歩は、人の行動や考え方を知ることから始まります。まずは会社のマニュアル通り行動することから始めていきましょう。
行動管理2 マニュアルをバカにせずしっかり受け止める
マニュアルは誰が作業をしても、合格点をとれるやり方をまとめられています。
ただ時と場合によっては、対応が分かれることもあり、おかしな記述だと不思議に感じることも多くあります。
よく見る例だと、ハンバーガーショップで、ハンバーガーを20個注文したとします。
聞かれることは、店内の御利用ですか?
お持ち帰りですか?と聞かれます。また、セット物を注文しても、追加でフライドポテトはいかがですか?と聞かれたりします。
こんな場合でもマニュアルをバカにするのではなく、私だったら違う対応すると考えておくようにしましょう。
時と場合の判断を確実にできるようになれば、違う対応をしても認められるはずです。
行動管理3 広くビジネスを知ろう
自社の仕事内容や同じ業界のことは、必然的に情報が集まってきます。知るための努力はさほど必要ないかもしれません。
優秀な営業マンになるためには、他業種の動向もある程度知っておかないと、相手にしてもらえないケースは多々出てきます。
またビジネスマンとしての心構えや考え方も身につけておく必要があります。
1 経済新聞を読む
情報源としては日々手に入るため、読むことが習慣化できれば、先々地位の高い人との会話であっても困ることはまずありません。
2 ビジネス書を読む
特に営業初心者の間は、積極的にできるだけたくさん読むことをお勧めします。
ビジネスマンとしての常識的な考え方や行動を早く知るだけでなく、伸びる人と伸びない人、また繁栄する会社、そうでない会社などの基準が分かるようになります。
定番のおすすめ書籍3選
1「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」 スティーブン・R・コヴィー キングベアー出版
2「人を動かす」 文庫版 D・カーネギー 創元社
3「改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」
(単行本)ロバート キヨサキ 筑摩書房
ビジネス書の知識が効率的に手に入る方法がありますので、こちらの記事も参考にして下さい。
【1日1冊のビジネス書の知識】要約フライヤーとは?効率的に手に入る新たな読書スタイル
3 セミナーや研修を受ける
セミナーや研修を半年に一度くらい受けてみることもおすすめします。最近ではオンラインセミナーなど、無料または3000円くらいで開催しています。
受講するハードルは以前に比べかなり低くなっています。
講師も実績を持った人がセミナーをしているので、知識を得るためだけでなく、プレゼンテーションの方法を知ることで今後の参考になります。
行動管理4 人脈作りは後回し
人脈作りは営業マンにとって、売上維持や売上拡大には非常に大切な要素です。
特に課長部長クラスの人を人脈に持つと、商売でのメリットも大きくなります。
接待費の予算が高い会社もあるくらいですから、人脈作りの重要性が分かります。ただ課長部長クラスになると、人付き合いのレベルも高くなります。
ギブ&テイクの関係が必要になりますので、知識や人間性を高めつつ、実績を上げてからが条件になります。
そうでないと、人脈作りに努力をしても、釣れる魚はいないと心得ておきましょう。
行動管理5 事業主の感覚を持って行動する
営業の仕事に少し慣れてくると、どうしても手を抜きたい気持ちが湧き上がってきます。言われた事をこなせる自分に納得してしまうからです。
言われる事だけをこなす営業マンであれば、成長を見込めることはまずありません。ここで大事なのは、将来の自分を想像してみることです。
優秀な営業マンは、社内で自分のチームを持っている感覚で仕事をしています。
自分のチームのメンバーは、社内の人だけでなく、仕入先や資材メーカーや物流の担当者までチームに引き込んで仕事をしています。
会社内で自分の小さな会社を持つようなものです。
こう言った事業主の感覚を持って、営業の仕事をしていくと、売上数字を達成するために、何が足りないのか、何が必要かなどが分かり、問題点の解決に取り組む姿勢を維持できます。
行動管理6 本業に専念する
世の中はほしい物で溢れています。ついつい副業の話に目がいってしまいます。
「あなたも簡単に20万円、30万円を手に出来る副業をしませんか?」と誘われると、よけいに気になってしまいます。
実際には簡単ではないことを覚悟するならば、可能性はあります。
しかし営業初心者であれば、まずは本業に時間をかけないと、知識もスキルも人脈も手に入れることは叶いません。
自分自身のポジションが安定してくると、考える力もつき、時間の余裕もできるので、次のステップとして考えていきましょう。
行動管理7 悩みを処理する考え方
営業マンには、仕事の悩みが絶えないものです。
みじめな思いをしながらトラブルの処理にかけずり回ったり、眠れない日々を経験することも度々ありました。
そんな時、自分が悩んだからと言って解決することは、ほんの一部でしかありません。
会社の体制や営業方針などの問題で悩むことも多くあり、ましてお客様が商品を買ってくれないことに悩んでも仕方がありません。
どうせ悩むのであれば、どのように対応すれば良いかについて悩むことです。自分が守備範囲として持っている領域に関して悩んでいきましょう。
上司との人間関係など、自分の領域以外の事に悩んでしまうと、自分の仕事に左右されてしまいます。
優秀な営業マンは、悩むことと悩まないことをはっきり区別して行動を起こしています。
営業マンの行動管理(3年後に大きく差がつく行動の仕方)まとめ
方向性が決まれば、あなたも優秀な営業マンを目指せます。優秀な営業マンは、必ず多くの人脈を持っています。
自分の成績を上げるために、アドバイスをくれたり、実際にいっしょに協力してくれる人脈です。売上をするためには、人脈は不可欠な要素です。
人脈を作るためには、自身の広い知識と人間としての魅力をつけていく必要があります。
今回ご紹介したメニューを1つ1つこなしていけば、3年経てば必ず大きな差がついていることは間違いありません。
さらに日誌や日記をつけていけば、近い将来優秀な営業マンを目指したい人の道しるべになります。
世の中の困っている人に手助けが出来るようになれば、また新たなビジネス展開があなたを待っています。
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