アルトコインは数千種類あると言われており、今もなお増え続けています。これだけ多くのアルトコインがあると、どれを選べばいいか迷うところです。
今回は、おすすめのアルトコインの特徴や将来性のある有望なアルトコインの見分け方を分かりやすく解説します。この記事を読めば、アルトコインの選び方を理解して頂けます。
仮想通貨 アルトコインとは
アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨のことを指しています。「alternative coin」が名前の由来で、ビットコインの代替コインという意味合いがあります。
「アルトコイン」と「ビットコイン」で用語が分けられている理由は、ビットコインが仮想通貨全体に占める割合が、圧倒的に多いことによります。
アルトコインとビットコインとの違い
アルトコインの特徴を見ていきましょう。
アルトコインの特徴
- 銘柄の種類が多い
- 目的による用途の違い
- ボラリティが高い
銘柄の種類が多い
ビットコインは銘柄であるのに対し、アルトコインは総称で、数千種類が存在すると言われています。
企業や自治体で発行されるアルトコインもあれば、コミュニティ内で使用されているアルトコインもあり、その用途も様々です。
目的による用途の違い
アルトコインは、開発の目的によってそれぞれ異なった特徴があります。
通貨として使われることを目的にしたもの、NFTなどの専門領域で使用するもの、送金時間の短縮するためのもの、現状の仮想通貨が抱える問題を解消したものなどです。
ボラティリティが高い
アルトコインの特徴は、ボラティリティが高いことです。ボラティリティとは、価格変動の度合いのことです。
アルトコインは時価総額がビットコインに比べ小さいため、少し大きな取引があると価格に影響を与え、価格変動が大きくなります。
ボラティリティが高い特徴としては、大きな値上がりを期待できる分、大きく値を下げるリスクも生じることになります。
有望なアルトコインの見分け方
アルトコインの数が多すぎて、どれを買ったらいいのかわからない方のために、有望なアルトコインの見分け方について解説していきます。
見分け方には、次のようなものがあります。
有望なアルトコインの見分け方
- 有名な取引所に上場している
- 仮想通貨の取引が多い
- 性能が優れていて評判が高い
- 「ホワイトペーパー」の内容に将来性を感じる
有名な取引所に上場している
仮想通貨の取引をするには、仮想通貨取引所に上場する必要があります。有名な取引所に上場するには、高額な費用がかかるため、財政的に余裕のある仮想通貨でなければなりません。
そのため、有名な取引所に上場している仮想通貨は、運転資金が豊富にあると考えられます。
仮想通貨の取引が多い
有望なアルトコインであるかを見分ける基準のひとつに、仮想通貨取引所での1日の出来高の多さがあります。
一般的に、人気のあるアルトコインは取引量が多いため、希望したときに売買できますが、知名度のないアルトコインは取引量が少ないため、好きなタイミングで売買ができないことがあります。
性能が優れていて評判が高い
現状の仮想通貨が抱えている問題を解決するために、新たにアルトコインが発行されるケースがあります。例えば、送金速度の問題もそのひとつです。
処理能力が高くなれば送金速度も早くなり、高性能として高く評価されます。そして、高性能なアルトコインほど様々な事業で採用されやすくなり、需要も高まっていくことは間違いありません。
そのため、アルトコインの性能を見て将来性を判断する目安になります。SNSや公式サイトなどをチェックして、情報を確認してみましょう。
「ホワイトペーパー」の内容に将来性を感じる
ホワイトペーパーとは、資金調達の際に仮想通貨の発行元が公開する事業計画書のようなものです。一般的に、企業が銀行からお金を借りる時に必要な事業計画書と同じです。
それと同じように、仮想通貨の発行元は資金調達をする時にホワイトペーパーを用意します。
ホワイトペーパーには、仮想通貨の発行目的や技術的な内容などが書かれています。
アルトコインで仮想通貨取引をする際は、事前にホワイトペーパーを読むことで、将来性を見込めたり、リスクを回避したりできます。
仮想通貨 有望なアルトコイン5選!
おすすめアルトコイン5選!
1位:イーサリアム(ETH)
2位:リップル(XRP)
3位:ビットコインキャッシュ(BCH)
4位:エンジンコイン(ENJ)
5位:ライトコイン(LTC)
おすすめアルトコイン 第1位:イーサリアム(ETH)
おすすめアルトコイン第1位はイーサリアム(ETH)です。
イーサリアムは、アルトコインの中で時価総額第1位で注目度の高い仮想通貨です。
イーサリアムの特徴は、スマートコントラクトという機能が搭載されていることです。
スマートコントラクトとは、人の手を介入させることなく契約内容を自動で実行する仕組みです。
このスマートコントラクトは契約の改ざんができないため、企業間の重要な契約やサービスの売買に使用できると期待されています。この機能により、イーサリアムがアルトコインの中でも群を抜いています。
また、イーサリアムは、発行上限と半減期が設定されていないので、今後も安定した供給が期待されています。
おすすめのアルトコイン第2位:リップル(XRP)
おすすめのアルトコイン第2位はリップル(XRP)です。
リップルの最大の特徴は、国際送金が簡単に、しかも安く行うことができるという点です。
従来の国際送金は、SWIFT(国際銀行間通信協会)のルールに従っているため、手数料が高いだけでなく時間もかかっていました。
しかし、リップルの金融システムを用いることによって、国際送金を数秒程度の短い時間で済ますことができます。
異なる決済手段や通貨をつなぐその特徴から、「ブリッジ通貨」と呼ばれています。今後の期待が非常に大きい仮想通貨です。
おすすめのアルトコイン第3位:ビットコインキャッシュ(BCH)
おすすめのアルトコイン第3位はビットコインキャッシュ(BCH)です。
ビットコインキャッシュはビットコインから派生した仮想通貨です。ビットコインの課題であるスケーラビリティ問題を解決するために、分岐(ハードフォーク)されて誕生しました。
スケーラビリティ問題とは、ビットコインのブロックサイズが制限されているため、取引データの処理が間に合わなくなり、取引停滞が起きてしまうことです。
さらに手数料の高騰が発生し問題になっていました。ビットコインキャッシュは、ブロックサイズを拡大して問題をすべてクリアにしました。
さらに、ビットコインキャッシュは、ブロックチェーンの仕様変更を繰り返して機能の向上を計っています。
ビットコインキャシュは、将来有望な仮想通貨であることに間違いありません。今後も情勢に応じて、より使いやすい仮装通貨へと発展する可能性があります。
ホワイトペーパー | https://bch.info/bitcoin.pdf |
関連サイト | https://bch.info/ja/ |
おすすめのアルトコイン第4位:エンジンコイン(ENJ)
おすすめの仮想通貨第4位はエンジンコイン(ENJ)です。
エンジンコインは、エンジン社が提供するオンラインゲームのプラットフォームで流通している仮想通貨です。
イーサリアムブロックチェーンをベースに開発が行われています。
エンジンプラットフォームでは、ゲーム内で入手・作成したアイテムやキャラクターを「NFT(非代替性トークン)」として売買が可能です。
NFT市場は急成長を遂げており、今後の市場拡大にも大きな期待が持てると考えられています。
おすすめのアルトコイン第5位:ライトコイン(LTC)
おすすめの仮想通貨第5位はライトコイン(LTC)です。
ライトコインはビットコインと同じようにブロックチェーンによって管理されています。
ブロックの生成スピードは、ビットコインの1/4であり、高速に安全に決済できることから、アメリカ大手の決済サービスなどから注目されています。
発行上限数はビットコインの4倍にあたる8,400万枚で、ますます目が離せないアルトコインのひとつとなっています。
アルトコイン取引におすすめの取引所
アルトコイン取引におすすめの取引所をご紹介します。
ビットフライヤー
ビットフライヤーはビットコインの取引高が国内No.1の業者です。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
複数の大手企業が出資しており、資金面でも安心して取引できます。1円から仮想通貨の取引ができるという特徴があり、初心者でも手軽に始めることができます。
コインチェック
コインチェックは東証1部の親会社を持つ業者です。
アプリのダウンロード数は国内No.1を誇っています。販売所での銘柄も多く、使いやすいと評判です。CMでもおなじみのコインチェックは、初心者におすすめです。
DMM Bitcoin
DMM.com証券を運営するDMMグループのノウハウや知識があり、万全のセキュリティを誇っています。
取引アプリも充実しているため、仮想通貨取引が初めての方でも簡単に操作できると評判になっています。
アルトコインを取引するメリット
アルトコインには主に3つのメリットがあります。
アルトコイン取引のメリット
- ビットコインの取引をするよりも大きなリターンを狙える
- 分散取引をしやすい
- ビットコインが下降の時でも価格上昇のチャンスがある
ビットコインの取引するよりも大きなリターンを狙える
アルトコインは、ビットコインに比べて価格変動が大きい特徴があります。当然リスクをともないますが、大きいチャンスに恵まれる可能性も大きくなります。
また、発行されたばかりの通貨やまだ世間に見つかっていない「草コイン」と呼ばれるような銘柄を発掘できれば、一瞬で資産を数十倍、数百倍にすることも夢ではありません。
1つの銘柄に全資産を投入するような取引は、リスクも高く薦めらる取引ではありませんが、大きなリターンを狙えるという点では、アルトコイン取引の魅力のひとつです。
分散取引をしやすい
アルトコインは1通貨あたりの価格が低いので、投資金額を複数の銘柄に分散しやすくなります。
分散取引はリスクも分散させることになるので、自然とリスクヘッジができます。
ビットコインが下降の時でも価格上昇のチャンスがある
アルトコインは使用している業態や組織も異なるため、ビットコインが下落したからといって、すべてのアルトコインが下降曲線を描くとは限りません。
利益を狙うチャンスがあるのが、アルトコインの魅力です。
アルトコインを取引するデメリット
アルトコインの取引は良いことばかりではなくデメリットもあります。さっそくアルトコイン取引に関するデメリットも見ていきましょう。
アルトコイン取引のデメリット
- 価格変動が大きく損失のリスクが高い
- 取り扱いのない取引所がある
- チャート分析が通用しないケースがある
価格変動が大きいので損失のリスクも高まる
大きなリターンを狙えるということは、それだけ大きな損失を抱えるリスクにつながります。
リスクヘッジは必要なので、なるべく複数のアルトコインで分散取引を考えていきましょう。
取り扱いのない取引所がある
国内の取引所では、取り扱い銘柄が豊富な取引所でも、20種類程度のアルトコインしか取り扱っていません。大多数のアルトコインが海外の取引所でしか購入できないことになります。
ただし、海外の取引所の中には認可を受けずに営業している取引所もあり、リスクがつきまといます。
安全性重視で国内の取引所で取り扱いのある銘柄を中心に投資するのか、リスクを踏まえて海外の取引所でアルトコインに投資するのか、十分に検討する必要があります。
チャート分析が通用しないケースがある
アルトコインは、銘柄によっては取引量が少ないものがあります。
そのため、一個人の売買が価格に与える影響が大きく、チャート分析が通用しないケースが発生します。
さらに、取引所や銘柄によっては取引相手が現れないため、希望の価格やタイミングで取引ができない可能性もあるので注意が必要です。
アルトコイン取引の注意点
アルトコイン取引メリット・デメリットが分かったところで、取引をしていく上での注意点を見ていきましょう。
アルトコイン取引の注意点
- アルトコインの価値が限りなく「ゼロ」になることがある
- 海外取引所の利用は、個人情報の流出リスクがある
- 詐欺コインによって資金をだまし取られることがある
アルトコインの価値が限りなく「ゼロ」になることがある
アルトコインの場合は、特徴や機能などが似通った銘柄が多く存在しています。そのためライバルのアルトコインに取引が集中してしまうことも考えられます。
その場合には、手持ちのアルトコインの価値が急激に低くなってしまうケースがあるかもしれません。
アルトコインに取引をする際は、特徴や機能が他銘柄とかぶっていないか、問題発生の状況がないか、評判に変化はないかなどしっかりとリサーチする必要があります。
海外取引所の利用は、個人情報の流出リスクがある
20種類程度のアルトコイン以外は、大半は海外の取引所でしか購入することができません。ただし、海外の取引所の中には認可を受けずに営業しているため、個人情報の流出リスクもあります。
状況や取引の流れが把握できるまでは、国内取引所での取引が無難です。
詐欺コインによって資金をだまし取られる可能性がある
海外取引所に上場しているアルトコインは、資金をだまし取られる「詐欺コイン」が隠れている場合があるので注意が必要です。
公式サイトやSNSなど「詐欺コイン」の情報をつかんで、きちんと調査をしたうえで取引をおこなう必要があります。
よくある質問
アルトコイン取引におすすめの取引所はどこですか?
ビットフライヤー・コインチェック・DMM Bitcoinといった取引所がおすすめです。
有望なアルトコインはどのように見分ければいいでしょうか?
有名な取引所に上場していること、仮想通貨の取引が多いこと、性能が優れていて評判が高いこと、「ホワイトペーパー」の内容に将来性を感じることをポイントにすればまず間違いありません。
おすすめのアルトコインはありますか?
イーサリアム・リップル・ビットコインキャッシュ・エンジンコイン・ライトコインといったアルトコインがおすすめです。
アルトコインを購入することにはどんなメリットがありますか?
大きく儲けるチャンスがあったり、分散投資が可能な点が大きなメリットと言えます。
アルトコインを購入することにはデメリットはありますか?
取引が少ないため、売りたいときに売れない可能性があったり、チャート分析が効きにくい点がデメリットと言えるでしょう。
アルトコイン取引で気を付けるべきことはなんですか?
海外取引の場合、アルトコインには「詐欺コイン」や「中身のないコイン」も存在します。そういったアルトコインには注意が必要です。
まとめ:【仮想通貨 アルトコイン】お気に入りの銘柄を見つけよう!
この記事では有望なアルトコインの見つけ方や、おすすめ取引所、アルトコイン取引のメリット・デメリットを解説しました。
アルトコインは数多く存在するため、中には将来性の高いアルトコインも存在します。
今回の記事を参考にして、お気に入りのアルトコインを見つけてみてください。
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